【GW実録】立山黒部アルペンルート完全攻略ガイド2025|混雑・予約・費用を徹底レポート

登山

【GW実録】なぜ立山黒部アルペンルートがGWに人気なのか

GWは立山黒部アルペンルートは世界中を探してもここでしか見ることができない「雪の大谷」の圧倒的スケールを感じることができます。例年15-20mほどの雪が積もり、「雪の大谷」を見ることができます。2025年は最大、16mだったとのことです!

雪の大谷
雪の大谷

本記事では、実際に2025年にGWに立山黒部アルペン雪ルートを通じて、立山駅から室堂平まで行き、雄山や雪の大谷を訪問した際の、予約方法や待ち時間、具体的な流れなどについてご紹介させていただきます。この記事では、①雪の大谷を見学予定の観光客の方、②雄山などへ登山予定の登山者・スキーヤーの方の参考になると考えております。

立山黒部アルペンルートとは

雪の大谷や雄山などに行くには、2450mの室堂平に行く必要があります。立山黒部アルペンルートの最高標高地点にある室堂へのアクセスは富山県側からと長野県側からのルートがあります。富山県側からのルートは立山高原バスからの迫力ある雪の大谷が見られますし、長野県側より乗り物の乗り換えが少ないため、少しでも早く行きたい方は富山県側からアクセスすることをお勧めします。
今回はGWに富山側から室堂平へアクセスしたときの記録を実録として記録しております。

立山黒部アルペンルート
参考:立山黒部アルペンルートHP

事前予約

立山黒部アルペンルートは事前予約を済ませておくことで、快適に旅行することができます。一応当日券もあるようですが、チケットセンターに早朝から並んでおく必要があり、最悪売り切れになってしまうこともあるようです。そのため、事前予約しておくことをおすすめします。

販売サイトは以下です。

2025年のチケットは以下のスケジュールで販売されております。およそ1ヶ月間に販売開始されますので、少し早めに旅程を計画し、チケットもWebで予約するようにプランニングしておけば、チケットを取ることは十分に可能です。

ただ、チケットは人気ですので、当日取れないとすぐに売り切れてしまうなどありますので、ご注意ください。

なお、チケットが取れなかった方、いい時間に取れなかった方は、GW周辺は1週間前に増便されることが多く、その増便分を予約することができるチャンスがあります。

2025年はGW周辺の毎週、翌週分のチケットが追加放出され、チケットが取れなかった方でも、予約することができました。その結果、7:10からの予約を取ることができました。

料金の詳細は以下サイトからご確認いただければと思いますが、2025年は立山-室堂で片道大人4090円の運賃でした。

帰りは予約不要!

なお、帰りは予約不要でして、チケットセンターでチケットを購入し、列に並べは麓(立山駅)まで戻って来ることができます。

立山駅(駐車場)

7:10からのチケットを確保できました。そのため、当日朝に富山市内のビジネスホテルから移動、車で立山駅に移動し車を停めました。道中道が混んでいるか不安でしたが、全く渋滞はなく、道はスイスイでした。

駐車場が混んでいるか不安でしたが、第1、第2は満車でしたが、第3以降は全て空いており第4駐車場に停めることができました。立山黒部アルペンルートはありがたいことに、マイカー駐車場の混雑状況をシェアしてくれており、当日の駐車場の状況は以下のような感じでした。

立山黒部アルペンルート マイカー混雑状況
立山黒部アルペンルート マイカー混雑状況

当日の第4駐車場の状況です。車はそこそこ止まっていましたが、満車にはならなかったようです。

立山駅 臨時駐車場 第4駐車場
立山駅 臨時駐車場 第4駐車場

無事駐車できたので、荷物を持って立山駅へ向かいました。

立山駅

立山駅に到着です。立山駅はロータリーから進むと中央にケーブルカー改札へ向かう階段があり、右手にチケットセンターがあります。当日券を買う方、事前予約をしている方は共にこのチケットセンターでチケットを交換します。

立山駅
立山駅

GWのこの日も、当日券を求める列はそこそこ並んでおりました。当日券は毎日一定数販売されるようで、朝早くから当日券を求めていらっしゃっている方がたくさんおりました。私は、事前予約をしていたので、チケットセンターで並ぶことなくスムーズにチケットを交換することができました。

立山黒部アルペンルート チケット
立山黒部アルペンルート チケット

立山駅に入ってみると、予想ではもっと混雑してると思ったのですが、立山駅は思っていたほど混雑していませんでした。チケットはほぼ予約が必要であること、立山駅側からの首都圏からだとアクセスが大変であることなどもあってか、とてもスムーズにケーブルカーは進行していました。10分おきにケーブルカーは進行するので、10分ずつ呼び出しがありましたが、特に混在はなく、待合室がいっぱいなどの状況も特にはありませんでした。

立山駅 ケーブルカー乗り場
立山駅 ケーブルカー乗り場

立山駅はお土産ショップと無料休憩所があります。無料休憩所付近にはモンベルのショップがあり、7:00ごろにはオープンしています(この日はGWということもあってもっと早くからオープンしてましたが)。そこでは、ビーコンやピッケル、アイゼンなどのレンタルも借りることができます。その他グッズも販売していました。お手洗いも長蛇の列というわけではありませんでした。

立山駅案内図
参考:立山駅案内図 立山黒部アルペンルート

いざケーブルカーに乗車です。10分前に呼ばれて、列に並びます。

ケーブルカーに乗車します。満員であるので、結構キツキツでした。幸い座ることができましたが、40Lのザックを持ちながら座席に座っていたこともあり、少しキツく感じました。

進行方向右側の座席の方が、若干景色が良いかもです。私は、左側にいたので、ずっと石の壁をみていました。ただ、ケーブルカーは7-8分で乗車時間がすぐ終わるのと、右側にいったからとてそこまで絶景が見れるわけではないので、正直どちらの座席に座っても良いと思います。

立山黒部アルペンルート ケーブルカー
立山黒部アルペンルート ケーブルカー

立山駅ー室堂平

立山駅(標高475m)から美女平駅(標高977m)までの1.3kmの道のりを立山ケーブルカーで一気に502m登ります。ケーブルカーの乗車時間はおよそ8分ほどです。美女平駅に到着すると、大量のバスが待ち構えております。写真では人が結構長蛇の列になっているように見えますが、バスはたくさん待機しているので回転はとてもよく、あまりストレスなくバスに乗車することができました。

立山黒部アルペンルート 美女平駅
立山黒部アルペンルート 美女平駅

美女平(標高977m)からは立山高原バスで弥陀ヶ原(標高1930m)、天狗平(標高2300m)を経由して室堂(標高2450m)までの23kmの道のりです。およそ50分間の道のりですが、途中滝見台からは称名滝を見下ろすことができ、バスは途中で停車して写真撮影の時間を提供してくれます。降車はできないですが。

立山高原バス 滝見台
立山高原バス 滝見台

立山駅や美女平駅では全く積雪がありませんでしたが、立山高原バスに乗車して道が進むにつれて、徐々に雪の壁が高くなっていきます。

立山高原バス 道中
立山高原バス 道中

途中アナウンスがあり、チェーンをつけることになりました。前日の雨・雪で路面が凍結しており、先行を走っていたバスがスリップして雪の壁に激突する事故を起こしていました。(大きな事故ではありませんでしたが)

そのため、その手前の待避所でチェーンを装着し、最後の室堂平を目指しました。車内アナウンスもあると思いますが、シートベルトは必ず着用した方が良いと思います。

立山高原バス チェーン装着中
立山高原バス チェーン装着中

室堂平

バスに揺られること50分、ついに室堂平に到着です!到着すると一面雪の世界で、麓の立山駅では考えられない光景が広がっています。麓の立山駅は春が訪れていましたが、室堂平に到着すると寒くて一面銀世界であり、完全に冬でした。

スキーヤーの方も多くきており、アイゼンを履いて雪山登山をされる方も多く見かけました。

室堂平 ホテル立山
室堂平 ホテル立山

特に、室堂平の中は立山駅と違って人で溢れていました。日本人よりも韓国などアジア系の外国人の観光客の方が多くいらっしゃった気がします。冒頭にもご紹介していますが、室堂平へのアクセス方法は、富山県の立山駅側から来るルートと、長野県の扇沢からくるルートがあります。2ルートからいらっしゃる方が合流する場所がここ室堂平であり、特にGWなので、室堂平は流石に混雑しておりました。
当日入りした方以外にも、この中には前日入りして、室堂平周辺で宿泊し、これから帰宅しようとしていらっしゃる方も多くおりました。

7:10に立山駅を出発して、室堂平には8:30ごろに到着しました。雪の大谷ウォークは9:30からだったので、到着してすぐにみることはできません。大谷ウォーク入り口の看板は出ていましたが、1h前の段階では、そこまで並んでいませんでした。なお、私は当日雄山を登る計画を立てていたので、大谷ウォークは翌日に歩きましました。

室堂平
室堂平

一歩外に出ると、絶景です。室堂平から外に出て、雄山方面に向かうと、絶景が広がっていました。本当に感動する景色です。

雪の大谷を期待していらっしゃる方も多いと思いますが、雄山方面の景色も圧巻です。写真右側に人がたくさんいると思いますが、朝一到着した方は早速雪山登山・スキーに出発されていました。

GWの雄山
GWの雄山

まとめ

GWに立山黒部アルペンルートに旅行する際の予約方法や注意点、様子をご紹介しました。「雪の大谷」や雪で覆われた「みくりが池」、雄山の「雪山登山」など、夏とは全く違った景色を楽しむことができます。また、立山は日本有数の山岳スキーエリアでのバックカントリースキーも楽しめます。

ぜひ、一度は訪れていただきたいおすすめの場所になります!

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