

雷鳥荘は、富山県中新川郡立山町にある山荘で、標高2,400mの高所に位置しています。立山黒部アルペンルートの室堂エリアにある宿泊施設で、「らいちょう温泉」として知られる源泉かけ流しの天然温泉を有しています。雷鳥荘は春のスキー、夏の高山植物、秋の紅葉など四季を通じて立山の自然を楽しめる施設です。施設の周辺には雷鳥沢と呼ばれるエリアがあり、天然記念物であるライチョウが生息しています。雷鳥荘の営業期間は例年4月中旬から11月下旬までとなっており、冬季は閉鎖されます。
未舗装道で駐車後、徒歩15分以内
アクセスがかなり困難で、公共交通機関を複数乗り継いだ後、室堂ターミナルから徒歩で30〜40分かかります。道中にはアップダウンがあり、トレッキングコースとしての要素も含まれています。
営業期間が限られており、4月中旬から11月下旬までの期間限定で、冬季は完全に閉鎖されています。
泉質が非常に特徴的で、強酸性の温泉は日本でもあまり多くない貴重なタイプです。源泉かけ流しで、加水しているものの本物の温泉の質を保っています。
立地が標高2,400mと非常に高く、周囲には地獄谷からの硫化水素ガスが漂うなど、自然環境が厳しい場所にあります。
周辺は登山者やトレッキングを楽しむ人が中心で、一般の観光客はみくりが池温泉までで引き返すことが多く、さらに奥にある雷鳥荘まで足を延ばす人は限られています。
ただし、設備が整っており、展望風呂やレストラン、Wi-Fiなど快適に過ごせる設備が充実している点は、完全な秘湯というよりも「山岳リゾート」としての側面も持ち合わせています。また、日帰り入浴も受け付けており、アクセスする気があれば誰でも利用できる点は完全な秘湯というわけではないため、レベル3と評価しました。
雷鳥荘へのアクセスは、立山黒部アルペンルートを利用します。JR富山駅から富山地方鉄道で立山駅まで約55分、そこから立山ケーブルカーで美女平駅まで約7分、さらに高原バスで室堂まで約50分かかります。室堂に到着後、徒歩で約30分かかります。長野県側からのアクセスの場合は、扇沢駅からケーブルカー、ロープウェイ、バスを乗り継いで室堂に向かいます。マイカーでのアクセスはできません。室堂ターミナルからは遊歩道が続いており、みくりが池方向に歩いた後、雷鳥沢へと続く道を進みます。道中にはアップダウンがあり、登山の経験がない人にはやや負担となる可能性があります。
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