新潟県の秘湯14選——雪国が育てた源泉かけ流しの宿

秘湯

新潟県内の温泉地から、宿泊して湯にじっくり浸かれる宿12軒と、無料または寸志で入れる野天の湯2か所の、計14か所を選んだ。日本三大薬湯のひとつ松之山温泉と、ぬるめのラジウム泉で知られる栃尾又温泉がある。日本三大峡谷のひとつ清津峡に一軒宿を構える清津館、標高1,475mに湧く蓮華温泉もある。多くが「日本秘湯を守る会」に加盟する源泉かけ流しの宿である。山あいや渓谷に位置する施設が多く、車が無いと行きにくい施設や、冬季に休業・閉鎖する施設もある。


1. 松之山温泉 凌雲閣(新潟県・十日町市)

松之山温泉 凌雲閣
引用: 松之山温泉 凌雲閣 HP
草津温泉、有馬温泉と並ぶ日本三大薬湯のひとつ、松之山温泉。その温泉街から少し離れた小高い丘の上に立つ木造三階建ての宿が凌雲閣だ。 昭和13年に建築された本館は国の登録有形文化財に指定されている。建築時に初代主が上州渋川から宮大工を呼び寄せ、一人一室を担当させて技と意匠を競い合わせたため、本館すべての部屋がそれぞれ趣向を凝らした造りとなっている。 化石海水と呼ばれる地層の隙間に閉じ込められた海水に由来する、非常に塩分濃度の強い源泉が特徴。薄緑色の温泉で、温泉好きの人に好まれている。源泉温度は約84度と高温で、よく温まる効能の高い温泉だ。 料理は春の山菜から始まり、またたび、あんにんご、岩梨、秋には天然の茸が十数種入った「きのこ鍋」やきのこ料理と四季の彩りが食膳に並ぶ。
泉質
ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
温度
42℃ ~ 46℃
供給
源泉かけ流し
利用
宿泊 可/日帰り 可
入浴料
大人 800円/子供 ---円
営業時間
月火水木金土日祝
12:00 - 15:00◯◯◯◯◯◯◯◯
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2. 栃尾又温泉 自在館(新潟県・魚沼市)

泉質
単純ラジウム泉
温度
34℃ ~ 36℃
供給
源泉かけ流し
pH値
pH 8.6
pH
0714
酸性中性アルカリ性
利用
宿泊 可/日帰り 不可
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3. 貝掛温泉(新潟県・南魚沼郡湯沢町)

越後湯沢から苗場方面へ向かう清津川沿いに佇む一軒宿。開湯約700年の歴史を誇り、江戸時代の文献にも記録が残る「目の温泉」として全国的に知られる。 標高約700mの山間に位置し、夏でも涼しい気候が魅力。37度ほどのぬる湯は長湯に最適で、眼精疲労やドライアイに効果があるとされる。源泉かけ流しのお湯に目を浸す「目の湯治」も体験できる。 戦国の将・上杉謙信も関東攻めの行き帰りに将兵とともにこの湯で旅の疲れを癒したという。昭和の初期に建てられた庄屋造りの玄関棟は趣深く、民芸調のインテリアが館内を彩る。 料理は南魚沼産コシヒカリをはじめ、地元の旬の食材を活かした山里料理が並ぶ。囲炉裏で焼き上げた川魚や「薬膳玄米粥」など、滋味深い味わいが特徴だ。
泉質
ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
温度
36℃ ~ 38℃
供給
源泉かけ流し
利用
宿泊 可/日帰り 不可
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4. 清津峡湯元温泉 清津館(新潟県・十日町市)

新潟県十日町市、日本三大峡谷のひとつに数えられる清津峡。その渓谷沿いにただ一軒佇むのが清津峡湯元温泉 清津館である。上信越高原国立公園に含まれる名勝地に位置し、日本秘湯を守る会の会員宿として、長く湯守の営みを続けてきた。宿の湯は、戦国の名将・上杉謙信公にゆかりがあり、薬師如来像のお告げによって「薬師の湯」を掘り当てたと伝わる由緒を持つ。名勝・清津峡渓谷トンネルの入口までは徒歩わずか3分、峡谷観光の拠点としても知られる。 泉質は含硫黄-ナトリウム-塩化物泉(低張性アルカリ性温泉)。pHは約9.2と高いアルカリ性を示し、源泉温度は約48.5℃、湧出量は毎分約55リットルを数える。特筆すべきは塩素消毒を一切行わない源泉100%かけ流しであること。湯に浸かると肌の表面がなめらかに整う、いわゆる美肌の湯として親しまれ、塩類泉らしく湯上がりの温もりが長く続く「熱の湯」でもある。神経痛や関節痛、冷え性、疲労回復、慢性皮膚病など幅広い効能が期待できる。 浴場は内湯2か所と、清津川の渓流に面した貸切露天風呂1か所からなる。せせらぎを間近に聞きながら静かに湯を独り占めできる貸切露天風呂は、この宿の醍醐味といえる(冬季のみ加温)。窓の外には、新緑・紅葉・雪景と季節ごとに表情を変える峡谷の風景が広がり、湯浴みと景観がひとつになった時間を味わえる。 宿泊は1泊2食付で1名12,000円台から(2名1室・税抜)、チェックインは14:00、チェックアウトは10:00。無料駐車場を12台分備える。アクセスは関越自動車道 塩沢石打ICから車で20〜30分、公共交通ならJR越後湯沢駅からバスで約30分の「清津峡入口」下車、宿の送迎(要予約)が利用できる。紅葉に染まる秋と、雪見の湯を楽しめる冬がとりわけ人気で、清津峡渓谷トンネル観光とあわせて訪れたい一軒である。
泉質
含硫黄-ナトリウム-塩化物泉
単純硫黄泉
温度
38℃ ~ 48℃
供給
源泉かけ流し
加温
加温あり
pH値
pH 9.2
pH
0714
酸性中性アルカリ性
利用
宿泊 可/日帰り 不可
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5. 逆巻温泉 川津屋(新潟県・中魚沼郡津南町)

秘境・秋山郷の入口あたり、中津川左岸に湧く古湯で、川津屋が一軒宿の温泉。平成12年に新築された客室数5室の小ぢんまりとした旅館が、山に囲まれた中腹に立つ。 作家・吉川英治が「新・平家物語」の構想を練り執筆した宿として文学ファンに知られている。岩の割れ目から湧出する湯をたたえた洞窟風呂「めいそうの湯」と展望の湯がある。洞窟風呂は岩山を切り開いて作られており、落ち着いた雰囲気が魅力だ。 無色透明のラジウム含有硫黄泉は、心身の疲労回復に効能があるといわれている。小規模な宿なので、空いている風呂を利用でき、貸切も可能だ。 料理は山菜や川魚、熊鍋など、山の幸が中心。秋山郷は山の幸・川の幸が豊富で、雪消えとともに旬の味を楽しめる。
泉質
ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉
温度
38℃ ~ 40℃
供給
源泉かけ流し
pH値
pH 8
pH
0714
酸性中性アルカリ性
利用
宿泊 可/日帰り 可
入浴料
大人 800円/子供 400円
営業時間
月火水木金土日祝
10:00 - 14:00◯◯◯◯◯◯◯◯
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6. 蓮華温泉(新潟県・糸魚川市)

泉質
硫酸塩泉
硫黄泉
温度
---℃ ~ 69℃
供給
源泉かけ流し
pH値
pH 3.6
pH
0714
酸性中性アルカリ性
利用
宿泊 可/日帰り 可
入浴料
大人 800円/子供 500円
営業時間
月火水木金土日祝
09:30 - 17:00◯◯◯◯◯◯◯◯
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7. 笹倉温泉 龍雲荘(新潟県・糸魚川市)

笹倉温泉 龍雲荘は、新潟県糸魚川市大平、活火山・焼山の山麓にただ一軒たたずむ秘湯の宿である。開湯は享保の初め、砂場村の園田文左衛門が薬師如来のお告げに導かれて湯を掘り当てたことに始まると伝わる。大正3年(1914年)の大洪水で源泉は一度失われたが、延べ4,000人もの人々の力により大正15年(1926年)に再開湯を果たした。現在は日本秘湯を守る会の会員宿として、越後の名湯を今に伝えている。 湯は「龍雲」「薬師」という二つの自家源泉から供給される。源泉温度は龍雲が約53℃・毎分75L、薬師が約63℃・毎分114Lと豊富な湯量を誇る。泉質はナトリウム-炭酸水素塩泉(重曹泉)で、肌の古い角質や汚れを落とし、湯上がりの肌をなめらかに整える「美人の湯」として名高い。慢性皮膚病・神経痛・関節痛・筋肉痛・疲労回復などに効能があるとされ、飲泉コーナーでは胃腸への働きも期待できる。 大浴場は内湯に桶風呂や寝湯を配し、御影石造りの露天風呂からは山あいの四季折々の景色を望むことができる。貸切風呂では源泉かけ流しの湯をゆったりと独り占めできるのも魅力だ。館内には90帖の畳敷き大広間を備えた食事処や売店、ラウンジもあり、山深い一軒宿ながら滞在の快適さにも配慮が行き届いている。 日帰り入浴は平日大人850円・土日祝1,000円で、9:00〜17:00(退館18:00)に利用できる。宿泊すれば静寂に包まれた山の宿で心ゆくまで湯めぐりを楽しめる。アクセスは北陸自動車道 糸魚川ICから車で約40分、駐車場は70台無料。焼山や火打山への登山、周辺の渓谷散策の拠点としても好適で、新緑や紅葉の季節はとりわけ美しい。
泉質
ナトリウム-炭酸水素塩泉
温度
53℃ ~ 63℃
供給
源泉かけ流し
加温
加温なし
利用
宿泊 可/日帰り 可
入浴料
大人 850円/子供 500円
営業時間
月火水木金土日祝
09:00 - 17:00◯◯◯◯◯◯◯◯
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8. 燕温泉 花文(新潟県・妙高市)

燕温泉 花文
引用:燕温泉 花文 HP
泉質
カルシウム・ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉
温度
42℃ ~ 45℃
供給
源泉かけ流し
pH値
pH 6.6
pH
0714
酸性中性アルカリ性
利用
宿泊 可/日帰り 可
入浴料
大人 700円/子供 300円
営業時間
月火水木金土日祝
15:00 - 10:00◯◯◯◯◯◯◯◯
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9. 関温泉 朝日屋旅館(新潟県・妙高市)

妙高山の懐、標高約900メートルに湧く関温泉は、弘法大師が開いたと伝わる古湯であり、戦国の世には越後の名将・上杉謙信が将兵の傷を癒した「隠し湯」として語り継がれてきた。その関温泉に古くから湯宿を構える朝日屋旅館は、現在「癒しの湯宿 朝日屋」の名で親しまれ、山あいの静かな環境のなかで赤茶色の名湯を守り続けている。 朝日屋の湯は、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。源泉温度は48.6℃、pHは6.3のほぼ中性で、毎分510リットルという豊富な湧出量を誇る。加水・加温・循環・消毒を一切行わない完全な源泉かけ流し100%で、湧き出したばかりは澄んでいるが、鉄分が空気に触れて酸化することで独特の赤茶色に濁っていく。塩化物と炭酸水素塩を含む湯は肌あたりがやわらかく、湯冷めしにくく体の芯から温まると評判である。 浴場は通年利用できる内湯と、5月中旬から10月下旬まで開かれる季節限定の露天風呂からなる。こぢんまりとした湯船に濃厚な源泉が惜しみなく注がれ、鉄と塩の香りに包まれながらの湯浴みは実に濃密だ。宿泊すれば、地元妙高で採れる山の幸や旬の食材を用いた料理と、越後の地酒を心ゆくまで味わうことができ、一人旅の客からも高く評価されている。 日帰り入浴は9時から17時、大人500円・子供300円で気軽に立ち寄れる。紅葉に映える秋、雪見の露天とはいかないものの、雪深い冬の内湯もまた格別で、四季それぞれに趣が異なる。周辺には関温泉スキー場や、同じ妙高山麓に湧く燕温泉(別泉源)もあり、湯めぐりの拠点としても好適である。冬季は路面凍結や積雪に備え、車の場合はスタッドレスタイヤなど十分な装備で訪れたい。
泉質
ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
温度
44℃ ~ 48℃
供給
源泉かけ流し
加温
加温なし
pH値
pH 6.3
pH
0714
酸性中性アルカリ性
利用
宿泊 可/日帰り 可
入浴料
大人 500円/子供 300円
営業時間
月火水木金土日祝
09:00 - 17:00◯◯◯◯◯◯◯◯
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10. まつだい芝峠温泉 雲海(新潟県・十日町市)

新潟県十日町市蓬平の芝峠に位置する温泉宿泊施設です。1952年(昭和27年)頃、帝国石油が石油掘削中に多量の温泉が噴出しましたが、当時の町の財政では買い上げる余裕がなくコンクリートで塞がれました。その後1987年(昭和62年)に名古屋の実業家・須崎兄弟の出資を得て温泉掘削が再開され、1991年(平成3年)にオープンしました。2003年には2号井が湧出し、2005年のリニューアルで展望露天風呂が設けられました。 最大の魅力は露天風呂から眺める雲海と棚田の絶景です。八海山、巻機山、苗場山などの魚沼連峰を一望でき、特に早朝には眼下に広がる雲海が幻想的な光景を見せます。泉質は2つの源泉を持ち、1号源泉(内湯)はナトリウム-塩化物冷鉱泉(22.7℃、pH7.6)、2号源泉(露天風呂)はナトリウム-塩化物温泉(47.9℃、pH7.8)です。2号源泉は薄い油臭とナフタリン・ヨードのような薬品臭が特徴的で、成分総計は8,315mg/kgと濃厚です。四季折々の棚田の風景が楽しめ、春は田植え、夏は緑の棚田、秋は紅葉、冬は雪景色と、日本の原風景を堪能できます。日帰り入浴料は大人800円です。
泉質
ナトリウム-塩化物泉
温度
22℃ ~ 48℃
供給
循環式
pH値
pH 7.7
pH
0714
酸性中性アルカリ性
利用
宿泊 可/日帰り 可
入浴料
大人 800円/子供 400円
営業時間
月火水木金土日祝
10:00 - 20:00◯◯×◯◯◯◯◯
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11. 越後長野温泉 嵐渓荘(新潟県・三条市)

燕三条駅から車で約50分、三条市の里山に佇む国登録有形文化財の一軒宿。守門川(五十嵐川)のせせらぎを聞きながら、渓谷美を楽しめる秘湯だ。 この温泉の最大の特徴は、日本屈指の濃厚な強食塩冷鉱泉であること。肌にまとわりつくほどの強い塩のお湯は、病後の回復に効果が高いといわれ、かつては薬として販売されていた。源泉は16.5度の冷鉱泉で、療養泉に該当する。 昭和初期の料亭を移築した本館「緑風館」、大きな1枚窓から渓流美を臨む「渓流館」、山手に面した少人数様向け木造平屋「翠悠館」の3つの建物からなり、全17室の個性と山里を彩る四季をお楽しみいただける。 食事は五十嵐川の伏流水「真木の清水」をベースに、山の幸をふんだんに使用した「山里会席」を提供。ぜんまいの一本煮、鯉のあらい、にいがた和牛の石焼きなど、地の物で作れる名物料理が並ぶ。朝食の名物「温泉粥」は源泉で炊き上げる。
泉質
ナトリウム-塩化物泉
温度
40℃ ~ 43℃
加温
加温あり
pH値
pH 7.6
pH
0714
酸性中性アルカリ性
利用
宿泊 可/日帰り 可
入浴料
大人 1000円/子供 700円
営業時間
月火水木金土日祝
11:00 - 14:30◯◯◯◯◯◯◯◯
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12. 鷹の巣温泉 鷹の巣館(新潟県・岩船郡関川村)

新潟県の北端、山形県境にほど近い関川村を、荒川が深い峡谷を刻みながら流れている。その荒川峡の渓谷沿いにひっそりと湧くのが鷹の巣温泉であり、なかでも鷹の巣館は、長い吊り橋を渡った対岸にたたずむ秘湯の一軒宿である。傷ついた大鷹が河原の湯だまりで羽を休め水浴びをしていたのを舟人が見つけ、そこに温泉が湧いていることを知った——そんな開湯伝説が、この宿の名の由来として語り継がれている。「日本秘湯を守る会」に名を連ねる、まさに秘湯と呼ぶにふさわしい宿だ。 湯は、ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉。源泉温度は54℃と高く、pHは約7.3の中性泉で、毎分360リットルという豊富な湧出量を誇る。加水も加温も減温もせず、循環も消毒も行わない完全な源泉かけ流しで、館内すべての浴槽に自家源泉が惜しみなく注がれている。無色透明ながら塩味と芒硝の成分をたたえた湯は、身体を芯から温め、湯上がりの温もりが長く続く。かけ流しの鮮度をこれほど贅沢に味わえる宿は多くない。 約3000坪という広大な敷地には、造りも大きさもそれぞれ異なる別荘式の離れが点在する。全12室のうち8室には露天風呂が付き、渓谷のせせらぎと四季の緑や紅葉を独り占めしながら、誰にも気兼ねなく湯浴みを楽しめる。食事は旬の素材を生かした郷土料理が部屋出しで供され、離れという独立した空間でくつろぐ時間は、日常を忘れさせる静けさに満ちている。内湯2・露天2の共同浴場も源泉かけ流しである。 訪れるなら、新緑がまぶしい初夏と、荒川峡が錦に染まる紅葉の秋がとりわけ美しい。この宿は日帰り入浴を行っておらず、湯も食事も空間もすべて宿泊者だけに開かれた特別な場所である。宿泊料金は1室2名・朝夕食付で15,750円から。アクセスは日本海東北自動車道の荒川胎内ICから車で約30分、あるいはJR米坂線の越後下関駅からタクシーで約8分。吊り橋を渡った先で、日常と隔てられた静寂の湯宿が迎えてくれる。
泉質
ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
温度
42℃ ~ 54℃
供給
源泉かけ流し
加温
加温なし
pH値
pH 7.3
pH
0714
酸性中性アルカリ性
利用
宿泊 可/日帰り 不可
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立ち寄り・野湯で味わう妙高の名湯

ここまでは宿泊できる宿を中心に紹介してきたが、妙高山麓には宿を持たない野天の名湯も残る。以下の2か所は関温泉・燕温泉のすぐ近くにありながら、湯船だけが山あいにぽつんと湧く、より野趣あふれる立ち寄り湯だ。無料または寸志で入れる代わりに、混浴で脱衣設備も簡素なことが多い。訪れる際は現地の状況とマナー(寸志・清掃協力)を確認する。

13. 梶山湯川温泉 梶山元湯(新潟県・妙高市)

泉質
ナトリウム-炭酸水素塩泉
塩化物泉
温度
---℃ ~ 38℃
供給
源泉かけ流し
pH値
pH 7.2
pH
0714
酸性中性アルカリ性
利用
宿泊 不可/日帰り 可
入浴料
大人 11000円/子供 11000円
営業時間
月火水木金土日祝
09:00 - 13:00◯◯◯◯◯◯◯◯
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14. 燕温泉 称名滝の湯(新潟県・妙高市)

泉質
含硫黄-ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉
温度
38℃ ~ 42℃
供給
源泉かけ流し
利用
宿泊 不可/日帰り 可
入浴料
大人 ---円/子供 ---円
営業時間
月火水木金土日祝
00:00 - 24:00◯◯◯◯◯◯◯◯
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訪問前に確認すること

アクセス: 松之山温泉や清津峡、湯沢周辺は鉄道・バス便が使える。蓮華温泉や妙高山あいの施設、関川村の鷹の巣温泉は公共交通が乏しく、車での移動が基本になる。

冬季の休業・閉鎖: 蓮華温泉は積雪期に休業する。梶山元湯・称名滝の湯も雪の季節は利用できない。

日帰り入浴: 梶山元湯・称名滝の湯は宿泊せずに入ることができる。多くの宿泊施設は日帰り入浴の受付時間が限られる。


よくある質問(FAQ)

Q. 新潟の秘湯で日帰り入浴はできますか。 A. 梶山元湯・称名滝の湯は無料または寸志で日帰り入浴ができ、宿泊は不要だ。宿泊主体の一軒宿では日帰り受付時間が短い、または休止している場合がある。日帰りが目的なら、事前に施設へ確認するのが確実だ。

Q. 車がなくても行けますか。 A. 松之山温泉や清津峡、湯沢周辺は鉄道とバスを組み合わせて訪れやすい。一方、蓮華温泉や妙高の山あい、関川村の鷹の巣温泉などは公共交通の便が限られる。レンタカーが現実的な選択になる。

Q. 冬でも入れますか。 A. 多くの宿は通年営業だが、蓮華温泉は積雪期に休業し、梶山元湯・称名滝の湯も雪で道が閉ざされる冬季は入れない。訪問前に営業状況を確認する。

Q. 源泉かけ流しの宿・「日本秘湯を守る会」の宿はどれですか。 A. 松之山温泉 凌雲閣、栃尾又温泉 自在館、貝掛温泉、清津峡湯元温泉 清津館、逆巻温泉 川津屋、笹倉温泉 龍雲荘、越後長野温泉 嵐渓荘、鷹の巣温泉 鷹の巣館の8軒が「日本秘湯を守る会」に加盟しており、源泉かけ流しを特徴とする。加温・加水の有無は季節や浴槽によって異なるため、詳細は各施設の個別ページで確認する。


※本記事に掲載している情報(泉質・営業時間・日帰り可否・アクセス等)は、リサーチ時点の情報をもとに作成しています。誤りや変更が生じている可能性もあります。最新の情報については、各施設の公式サイトや観光協会等でご確認ください。

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