七倉山荘〜高瀬ダム〜湯俣温泉〜噴湯丘へのアクセス(伊藤新道の入り口)

秘湯

湯俣温泉〜噴湯丘〜晴嵐荘・湯俣山荘へ行って来ました。噴湯丘までの経路などについてご紹介いたします。

噴湯丘周辺は川のあちこちで湯気が出ており、川自体も温泉成分を含んでいるため、水色に近い色になっておりました。

湯俣温泉〜噴湯丘

湯俣温泉・噴湯丘までの経路は往復20km

2025/8/31(日)の記録です。七倉ダムを過ぎて七倉山荘までは車で行くことができます。裏銀座バスも七倉山荘までは来ており、大町駅などからバスで七倉山荘まで来ることも可能です。

七倉山荘からはマイカー規制のエリアになっており、タクシーまたは歩きで進むことができます。私はタクシーで進み、その後高瀬ダムまで下車しました。高瀬ダムからは3時間ほどで湯俣温泉に行くことができ、さらにそこから15分ほどで噴湯丘に到着します。高低差はほとんどなく、片道約10kmの道を進む工程になります。

七倉山荘〜湯俣温泉〜噴湯丘の道のみ

七倉山荘の駐車場〜湯俣温泉〜噴湯丘の体験記

今回は普通の2連休の日曜日に日帰りの計画としました。実は8/17にも同じ工程で向かったのですが、山の日からの大雨の影響で湯俣温泉までは辿り着きましたが、その先川を渡ることができませんでした。そこで、2週間ほど空けてリベンジの日程になります。当日はAM3:00ごろに七倉山荘駐車場につきました。雲一つない快晴で、七倉山荘の駐車場からはバッチリ天の川が見えました。

七倉山荘駐車場(深夜)

七倉山荘は裏銀座向かう人たちの玄関口となっており、日曜日の朝はとても駐車場が混んでおりました。私が日曜日の朝3時に到着した際は、約5台ほど駐車する場所がありましたが、ほぼ満車の状態でした。裏銀座は烏帽子岳へ行く方は日帰りの場合もありますが、基本1泊2日の日程かと思い、駐車場に車を止めて山の上で小屋泊・テント泊している方が多いと思います。

七倉山荘駐車場(朝)

朝5時にはからタクシーに乗れるため、タクシー乗り場前にはたくさんの人がたくさんいらっしゃいました。なおタクシーの時間は9月からは5時半、10月からは6時など時間に変更があるようなので、最新の情報はウェブサイトにて確認ください。日の出時間はとてもきれいでした。

私が調べた際は以下とのことです。

【4月16日(水)】 午前10時~午後7時
【4月17日(木)~8月31日(日)】 午前5時~午後7時
【9月1日(月)~9月30日(火)】 午前5時30分~午後6時30分
【10月1日(水)~県道槍ヶ岳線閉鎖日前日】午前6時~午後5時

七倉山荘駐車場(朝)

5時過ぎにはタクシー乗り場前に並んでいたのですが、その日はタクシーが二台しかピストン輸送していなかったため、我々は約1時間半ほどタクシー乗り場前で待ちました。日によって運用は違うようで、2週間前はジャンボタクシーが来ていたので、ここまで待ち時間はありませんでしたが、この日はタクシーが二台しかないけど、登山者の方はたくさんいると言う状態でかなりここで時間を使いました。

裏銀座バス停

2週間前に乗ったジャンボタクシーはこんなです。

タクシー(ジャンボ)

いざタクシーに乗ったら、およそ15分ほどトンネルを抜けて進むと、高瀬ダムの入り口に到着です。写真は8/17に乗った際のものです。タクシー代は2700円で乗合いの場合は割り勘できます。

高瀬ダムのタクシー

いざ出発です。右手には烏帽子岳や奥には野口五郎だけなのが見れる絶景の中、我々は左手に進み、トンネルへと向かって行きます。

高瀬ダム

1つ目のトンネルは非常に長くおよそ1キロほどあるでしょうか。何かはかなり涼しかったです。その後2つ目3つ目と3つのトンネルがあります。

高瀬ダム横のトンネル

高瀬ダム調整湖は、湯俣温泉から流れる温泉成分の影響でエメラルドグリーンのダム湖になっています。

ダム沿いをおよそ5キロメートルほど歩き続けます。道は砂利道ではありますが、車が通る道となっており、きれいに舗装はされております。

高瀬ダム(絶景)

しばらくはこんな砂利道が続きます。

七倉山荘〜湯俣温泉〜噴湯丘の道中

しばらく歩き続けると車が通れる道が終わり、登山道の入り口に出ます。ここから先も特に大きな上り道などは無いのですが、先ほどと比べると舗装等はされていなく、木道や狭い登山道をしばらく歩いていくことになります。

七倉山荘〜湯俣温泉〜噴湯丘の道中2

登山道進むと、途中には上高地っぽい場所などもありました。

七倉山荘〜湯俣温泉〜噴湯丘の道中3

川は温泉成分が混じっているので、水色であり非常に綺麗な川です。何回も写真を撮ってしまいました。上高地っぽいですね。

七倉山荘〜湯俣温泉〜噴湯丘の道中4

さらに歩くと、ついに晴嵐荘と湯俣山荘が見えました。特に晴嵐荘へ行くためには川を渡る必要があり、ジップラインが掛けられております。

湯俣温泉

竹村新道へ向かう方は、このジップラインを渡って、晴嵐荘を過ぎて向かっていきます。基本降りてくる方のが多いと思いますが。伊藤新道へ向かう方はこのジップラインは渡らず、このまま湯俣川沿いを進んでいきます。なお、噴湯丘へ向かう方も、このジップラインは渡らず、このまま川沿いを進んで行きます。我々も川沿いをさらに進みました。

湯俣温泉 晴嵐荘

さらに川沿いを進むと、小さなダムのようなものが見えてきました。

湯俣温泉〜噴湯丘の道中

この施設の横を通っていくと,湯俣川と水俣川の合流地点が見えます。噴湯丘や伊藤新道へ向かう場合は、さらに橋がかかっているので、その吊り場所を渡って向かいます。

湯俣温泉〜噴湯丘の道中2

川を渡って、温泉神社の横を過ぎて、崖を下ると、ついにの噴湯丘が見えました!

湯俣温泉〜噴湯丘の道中3

2週間前はこの時点で諦めましたが、2週間経過すると水の量がかなり減っており、この川を進むことができました。2、3回川を渡るとついに噴湯丘につきました!

湯俣温泉 噴湯丘

近くで見るとかなり大きい!これが自然にできたというのはびっくりです!噴湯丘からは熱湯が湧き出ておりました。

湯俣温泉 噴湯丘

周辺の川からもモクモク、熱湯が湧き出ていました。

湯俣川沿いの野湯たち

大自然を感じますね!

湯俣川沿いの野湯たち

熱湯を使って温泉卵を作りましたが、バッチリ作れました!

湯俣川沿いで温泉卵

この道を進むと三俣山荘に行くことができます。とても美しい。

湯俣の絶景

本日のミッションは完了です。帰りは、湯俣山荘名物のパンナコッタを食べて帰宅です。

湯俣山荘のパンナコッタ

来た道を戻ります。およそ3hで高瀬ダムに到着です。ダムでは基本タクシーが待機してくれていますが、いない場合は近くの公衆電話でタクシー会社へ電話してタクシーを呼びます。10円玉があるといいですね。

湯俣温泉〜高瀬ダムの帰路

帰りは、七倉山荘の温泉を堪能して帰宅しました。

まとめ

七倉山荘から高瀬ダム、湯俣山荘、噴湯丘までの経路とその様子についてレポートしました。高瀬ダムから湯俣温泉までは、フラットな道が続くので、片道10kmと長いですがそこまで工程としてきついわけではないので、大自然を楽しみたい方はぜひ1度行ってみることをおすすめします!

景色は絶景ですが、まだ観光地化されず、知られていないので、非常におすすめです!