【2025年最新版】北海道秘湯10選 | 絶景と極上の湯に癒される隠れた名湯完全ガイド

秘湯

北海道の秘湯が持つ特別な魅力

北海道は日本一の温泉地数を誇る温泉王国で、251か所の温泉地があります。火山活動により生まれた多彩な泉質と、手つかずの自然環境が特徴的な秘湯が数多く存在します。

本記事では、信頼できる情報源をもとに、北海道で特に注目すべき秘湯10選を客観的にご紹介します。


1. 豊富温泉(天塩郡豊富町)- 日本最北の温泉郷

豊富温泉 川島旅館
引用:豊富温泉 川島旅館HP

日本最北の温泉郷として知られる豊富温泉は、大正15年(1926年)に石油試掘中に天然ガスとともに湧出した、世界的にも珍しい油分を含む温泉である。アイヌの人々が「薬の沼」と呼んでいたとされ、現在では全国から皮膚疾患に悩む方が湯治に訪れる。

川島旅館は豊富温泉を代表する旅館で、源泉かけ流しの温泉を楽しめる。泉質は含よう素-ナトリウム-塩化物温泉で、黄濁した湯には僅かに油分が含まれている。弱アルカリ性で高張性の温泉は肌にやさしく、油分による保温保湿効果が特徴だ。温泉成分に多く含まれる重曹・ホウ素は皮膚を綺麗にする・殺菌効果が高いとされている。

館内には内湯と露天風呂があり、源泉温度34.2℃のぬる湯浴槽も用意されている。加温された浴槽もあり、好みに応じて温度を選べる。自家製プリンやバターなどのスイーツも人気で、湯上がりの楽しみのひとつとなっている。

  • 泉質:含よう素-ナトリウム-塩化物温泉
  • 源泉かけ流し
  • 浴槽:内湯、露天風呂
  • 源泉温度:34.2℃
  • 加水・加温:一部加温あり
  • 日帰り入浴:可(大人800円)
  • 宿泊:可
  • 営業期間:通年営業

引用:豊富温泉 川島旅館HP
引用:豊富温泉 川島旅館HP
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2. セセキ温泉(羅臼町)- 海中に現れる野湯

知床半島の羅臼町側、根室海峡の海岸線にある瀬石温泉は、海の中に石で組まれた露天風呂である。干潮時に出現し満潮時には海に没するという、極めて特異な野湯だ。明治32年(1899年)に発見され、アイヌ語の「セセㇰイ」(熱い・所)がその名の由来とされる。

源泉温度は64℃で、岩礁から湧出している。潮の満ち引きにより海水で温度調整されるため、干潮時には熱すぎて入浴できないこともある。テレビドラマ「北の国から2002遺言」のロケ地として全国的に知られるようになり、現在では日本中から温泉愛好家が訪れている。

入浴可能期間は例年7月初旬から9月下旬頃まで。干潮時からおよそ2時間後が入浴適期とされている。温泉は個人所有地内にあり、濱澤水産が管理している。入浴の際には管理者に一言断りを入れる必要がある。脱衣所や街灯はなく、駐車場にトイレがあるのみだ。

  • 泉質:ナトリウム-塩化物泉
  • 天然湧出
  • 浴槽:露天風呂(混浴)
  • 源泉温度:64℃
  • 加水・加温:なし(海水で調整)
  • 日帰り入浴:可(無料、募金箱あり)
  • 宿泊:不可
  • 営業期間:7月初旬~9月下旬頃

瀬石(セセキ)温泉 (参考:濱澤水産 HP)
瀬石(セセキ)温泉 (参考:濱澤水産 HP)


3. 養老牛温泉(中標津町)- 森の奥の一軒宿

養老牛温泉
引用:養老牛温泉 湯宿だいちHP

標津川上流の深い森に佇む養老牛温泉は、大正5年(1916年)に開湯した歴史ある温泉地である。アイヌ語の「エ・オㇿ・ウㇱ」(頭=山鼻がいつも水についているもの)が地名の由来とされる。かつては複数の温泉旅館があったが、現在は「湯宿だいいち」1軒のみが営業している真の一軒宿だ。

泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物硫酸塩泉で、湯量が豊富で高温(源泉は80℃以上)のため、すべて源泉かけ流しで提供されている。館内には7か所ほどの温泉があり、渓流沿いの大露天風呂、樹齢数百年のカナダのスプルスを削り出した丸太露天風呂、内湯、サウナなど多彩な湯船を楽しめる。混浴の大露天風呂では湯浴み着の着用が可能だ。

エゾ松の原生林に囲まれた環境で、野生動物との遭遇機会も多い。シマフクロウの観察スポットとしても知られ、夜間にロビーの観察台から姿を見ることができる場合もある。

  • 泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物硫酸塩泉
  • 源泉かけ流し
  • 浴槽:内湯、露天風呂複数、サウナ
  • 源泉温度:80℃以上
  • 加水・加温:なし
  • 日帰り入浴:現在は宿泊者のみ
  • 宿泊:可
  • 営業期間:通年営業

引用:養老牛温泉 湯宿だいいちHP
引用:養老牛温泉 湯宿だいいちHP
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4. カルルス温泉(登別市)- 北海道初の国民保養温泉地

登別温泉から約8kmの位置にあるカルルス温泉は、明治19年(1886年)に発見された温泉地である。チェコのカルルスバード温泉と似た泉質であることから名付けられた。昭和32年(1957年)に北海道第1号の国民保養温泉地に指定され、「日本の名湯百選」にも選定されている。

泉質は単純温泉で、無色透明・無味無臭ながら、硫酸塩泉系統の特徴を持つ。美肌効果や血行促進効果が期待できる。観光色の強い登別温泉とは対照的に、湯治場的要素を色濃く残している。

現在、カルルス温泉には3軒の旅館があり、すべての施設で日帰り入浴が可能である。静かな環境で療養目的の滞在に適している。

  • 泉質:単純温泉
  • 源泉かけ流し
  • 浴槽:各施設による
  • 源泉温度:施設による
  • 加水・加温:施設による
  • 日帰り入浴:可(各施設)
  • 宿泊:可
  • 営業期間:通年営業

引用:カルルス温泉 -鈴木旅館HP
引用:カルルス温泉 -鈴木旅館HP
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5. ニセコ五色温泉(ニセコ町)- 標高750mの山間温泉

ニセコアンヌプリとイワオヌプリの間、標高750mに位置するニセコ五色温泉は、昭和5年(1930年)に開業した山間の温泉である。硫黄が混じることで湯の色が変化することから「五色温泉」と名付けられた。

泉質はpH2.4~2.6の強酸性の酸性硫黄泉で、療養効果が高いとされている。ニセコ五色温泉旅館が実質的に一軒宿として営業しており、湯治客やスキー・登山客の利用が多い。日帰り入浴も可能だ(800円)。

冬季は悪天候時に道路封鎖される場合があるため、訪問前の確認が必要である。山間部特有の開放的な景色を楽しみながら入浴できる。

  • 泉質:酸性硫黄泉
  • 源泉かけ流し
  • 浴槽:内湯、露天風呂
  • 源泉温度:高温
  • 加水・加温:施設による
  • 日帰り入浴:可(大人800円)
  • 宿泊:可
  • 営業期間:通年営業(冬季は道路状況要確認)


6. 銀婚湯(八雲町)- 日本秘湯を守る会加盟宿

八雲町の上の湯温泉に位置する銀婚湯は、昭和2年(1927年)創業の歴史ある温泉旅館である。大正天皇の銀婚式の日に発見されたことから「銀婚湯」と名付けられた。日本秘湯を守る会の加盟宿として、温泉愛好家の間で高い評価を得ている。

泉質は単純硫黄泉で、11種類の温泉を有することが最大の特徴である。そのうち6種類は宿泊者限定の「隠し湯」として提供されている。1万坪の庭園には四季折々の自然が広がり、樹齢1,000年を超えるイチイの大樹もある。

日帰り入浴も可能で、多彩な温泉を楽しめる施設として人気が高い。

  • 泉質:単純硫黄泉
  • 源泉かけ流し
  • 浴槽:11種類の温泉
  • 源泉温度:各源泉による
  • 加水・加温:施設による
  • 日帰り入浴:可
  • 宿泊:可
  • 営業期間:通年営業


7. 芽登温泉(足寄町)- 明治時代からの歴史ある一軒宿

大雪山系から流れるヌカナン川の川辺に湧く芽登温泉は、十勝地方最古の温泉で、明治34年(1901年)に発見され、明治37年(1904年)に開業した。地名はアイヌ語の「メトッ」(湧き出る泉)に由来する。

泉質は単純硫黄温泉で、北海道一とされる良質なアルカリ性温泉である。大自然に囲まれた一軒宿で、複数の露天風呂を有している。「巨岩の湯」「大露天風呂」「小露天風呂」があり、それぞれ異なる景観を楽しめる。

夜間にエゾシカの群れが温泉を飲みに来ることがあり、野生動物との共存を実感できる環境だ。日帰り入浴も可能(大人700円)。

  • 泉質:単純硫黄温泉
  • 源泉かけ流し
  • 浴槽:内湯、露天風呂複数
  • 源泉温度:高温
  • 加水・加温:施設による
  • 日帰り入浴:可(大人700円)
  • 宿泊:可
  • 営業期間:通年営業

引用:芽登温泉 HP
引用:芽登温泉 HP
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8. 十勝川温泉(音更町)- 北海道遺産のモール泉

帯広市街地から約15分の位置にある十勝川温泉は、太古の植物が堆積した亜炭層を通って湧出する世界的に珍しい植物性温泉「モール泉」である。平成16年(2004年)に北海道遺産に認定された。

腐植物質(フミン物質)を含む泉質は、一般的な鉱物性温泉とは異なる特徴を持つ。アイヌの人々が「薬の沼」と呼んでいたという語り伝えがある。美肌効果や保湿効果が高いとされ、源泉温度は55~60℃である。

温泉街には複数のホテルや旅館があり、それぞれ独自の温泉施設を備えている。アクセスの良さから、観光拠点としても人気が高い。

  • 泉質:モール泉(植物性温泉)
  • 源泉かけ流し(施設による)
  • 浴槽:各施設による
  • 源泉温度:55~60℃
  • 加水・加温:施設による
  • 日帰り入浴:可(各施設)
  • 宿泊:可
  • 営業期間:通年営業


9. 然別峡 かんの温泉(鹿追町)- 11の源泉を持つ温泉

十勝・鹿追の山間深くに位置する然別峡 かんの温泉は、11の自噴源泉を持つ珍しい温泉施設である。大雪山国立公園特別地域に位置し、標高750mの高所にある一軒宿だ。

泉質は含硫黄-ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉で、すべて源泉100%かけ流しで提供されている。大正時代から多くの湯治客が訪れたという歴史があり、効能の高さには定評がある。

大自然に囲まれた立地で、四季折々の景色を楽しめる。交通不便な場所にあるが、それゆえの静寂と秘湯感が魅力となっている。

  • 泉質:含硫黄-ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉
  • 源泉かけ流し
  • 浴槽:内湯、露天風呂
  • 源泉温度:高温
  • 加水・加温:なし
  • 日帰り入浴:要確認
  • 宿泊:可
  • 営業期間:通年営業

然別峡 かんの温泉  (参考:かんの温泉 HP)
然別峡 かんの温泉 (参考:かんの温泉 HP)


10. 鹿の湯(鹿追町)- 川沿いの野湯

明治40年に発見された鹿の湯は、ユーヤンベツ川の畔にある野湯である。昭和61年(1986年)に鹿追町が公費300万円を投じて約9平方メートル・深さ70センチの湯船を造成した。然別峡キャンプ場内に位置し、簡易な脱衣場も整備されている。

泉質は含食塩重曹泉で、野湯でありながら一定の管理がなされている点が特徴だ。全国から温泉愛好家が訪れる人気の施設で、北海道の秘湯界では広く知られている。

利用期間は4月下旬から10月末までで、料金は無料である。キャンプ場と併せて利用する訪問者が多い。

  • 泉質:含食塩重曹泉
  • 天然湧出
  • 浴槽:露天風呂
  • 源泉温度:適温
  • 加水・加温:なし
  • 日帰り入浴:可(無料)
  • 宿泊:不可(キャンプ場利用可)
  • 営業期間:4月下旬~10月末


まとめ

北海道の秘湯は、それぞれが独特の泉質と立地条件を持つ貴重な温泉資源です。日本最北の豊富温泉から海中のセセキ温泉、深い森の中の養老牛温泉まで、多様な温泉体験が可能です。

これらの秘湯を訪れる際は、事前の情報収集と安全対策を十分に行い、自然環境と温泉資源を大切にする心構えで臨むことが重要です。特に野湯については、管理者への配慮やマナーを守ることが、これらの貴重な温泉を次世代に残すために不可欠です。


※情報はリサーチした時点での最新の情報ではありますが、誤りなどがある可能性もあり、最新の情報は公式サイトなどを確認ください。

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