








乗鞍高原温泉「せせらぎの湯」は、北アルプス最南端の標高3,000mを超える乗鞍岳の東側山麓、標高約1,500mの乗鞍高原に位置する秘湯です。乗鞍高原温泉街の中心部、観光センターから徒歩約5分という好立地ながら、川沿いの林の中にひっそりと佇む木造の浴舎は、知る人ぞ知る隠れた名湯として愛されています。
この温泉の最大の特徴は、長野県内でも希少な完全無料の公共露天風呂であることです。乗鞍高原温泉組合により大切に管理され、4月末から11月中旬までの季節営業となっています。以前は川沿いの素朴な野天風呂でしたが、現在は木造の半露天風呂として整備されました。
源泉は乗鞍岳山腹の標高約2,000m付近に位置する湯川源泉から引湯しており、乳白色の単純硫黄温泉が特徴です。硫化水素の香りが漂い、大量の湯の花が舞う様は「これぞ温泉」という風情を醸し出します。浴槽は男女別で各2-3人程度の小規模ながら、川のせせらぎを聞きながら入浴できる環境は、まさに秘湯の名にふさわしい雰囲気です。
歴史的には、乗鞍岳の温泉は武田信玄が開拓した大樋銀山から自然湧出したとされ、信玄も疲れを癒したという伝説が残っています。現在も登山客や観光客、地元住民に愛される貴重な温泉として、のりくら温泉郷の一角を担っています。
舗装道で駐車後、徒歩15分以内
深い森林・渓谷の自然豊かな環境
源泉100%かけ流しの温泉
車でのアクセス
東京方面から:長野自動車道 松本ICより国道158号線経由で約60分、乗鞍観光センター駐車場(無料・120台)に駐車後、徒歩約5分(約270m)
大阪方面から:東海北陸自動車道 飛騨清見ICより高山経由、国道158号線で約90分、乗鞍観光センター駐車場に駐車後、徒歩約5分
公共交通機関
松本電鉄上高地線 新島々駅よりアルピコ交通バス(乗鞍高原行き)で約53分、「観光センター前」下車、徒歩約5分
または「コロナ連絡所前」バス停下車、道路向かいの小道を川沿いに下って約20-30m
注意事項
コロナ連絡所前バス停付近は駐車禁止です
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