後生掛温泉
温泉概要
八幡平の標高1,000メートルに位置する十和田八幡平国立公園内の一軒宿です。秋田県鹿角市にあり、岩手県との県境に近い八幡平アスピーテライン沿いに建っています。約300年前から湯治場として親しまれ、「馬で来て足駄で帰る後生掛」という古くからの謳い文句で知られており、心身の不調で馬に乗って来た人も温泉療養で足駄を履いて帰れるほど回復する湯治場として有名です。1881年(明治14年)に谷内村の阿部仁八によって旅館として創業されました。源泉「オナメ・モトメの湯」は温度88.4度、pH3.2の単純硫黄泉(硫化水素型)で、成分総計571.0mg/kgの良質な温泉です。最大の特徴は7種類もの多彩な入浴法を楽しめることです。男女別の大浴場では「泥湯」「箱蒸し風呂」「火山風呂」「打たせ湯」「神経痛の湯」「サウナ」「露天風呂」があります。特に人気なのが全身温湿布効果・美肌効果抜群の「泥湯」で、源泉の成分豊かできめ細かい泥を肌になじませながらゆっくり半身浴することで患部を温め肌もすべすべになります。木製の箱に頭だけ出して蒸気で温まる「箱蒸し風呂」は昔から後生掛温泉の名物として親しまれています。さらに後生掛の特徴として周辺の豊富な地熱や天然蒸気により部屋を床から温める「後生掛式オンドル」があります。床下に温泉蒸気を通し地熱で湯治効果を上げる仕組みで、継続的に温熱を体内に吸収できるので心臓などへの負担が少なく神経痛などに効くとされています。温泉の効能は神経痛、リウマチ、糖尿病、慢性婦人病、胃腸病などです。宿泊は旅館部と湯治部(自炊)があり、日帰り入浴も可能です。日帰り入浴料金は大人800円、小人400円で、毎月26日は「ふろの湯」として大人500円、小人200円に割引されます。周辺には約40分で歩ける「後生掛自然研究路」があり、大沼や泥火山などの火山現象を観察できます。後生掛温泉の黒たまごも名物として知られています。
温泉情報
基本情報
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 祝 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
10:30▼14:00 | 休 | 10:30▼14:00 | 10:30▼14:00 | 10:30▼14:00 | 10:30▼14:00 | 10:30▼14:00 | 10:30▼14:00 |
訪問記録
浴槽タイプ
施設・設備
アクセス
おすすめルート
鹿角八幡平ICから車
その他のルート
松尾八幡平ICから車
盛岡駅から公共交通
鹿角花輪駅から送迎
駐車場情報
最寄り駅
車でのアクセスは東北自動車道鹿角八幡平ICより国道341号線経由で約30km、約45分です。または東北自動車道松尾八幡平ICより約35km、約50分です。鹿角八幡平ICから県道23号(八幡平アスピーテライン)を八幡平山頂方面へ進みます。冬季(11月上旬~4月下旬)は八幡平山頂側のアスピーテラインと国道341号(田沢湖方面)が通行止めとなるため、国道341号鹿角方面(東北自動車道鹿角八幡平IC)からのみアクセス可能です。無料駐車場約30台分あります。駐車場は谷間の地形で限られているため、紅葉シーズンや連休は満車になることがあります。登山利用(焼山・八幡平)の場合はアスピーテライン沿いの第二駐車場を利用すると便利です。公共交通機関の場合、旅館の送迎はなく、路線バスと八幡平の乗り合いサービス「ドラゴンGO」を併用する必要があります。盛岡駅から岩手県北バスの自然散策バスで八幡平頂上バス停まで約2時間、その後ドラゴンGOで約18分です。JR鹿角花輪駅からは冬季期間中1日1往復の送迎サービスがあります(要予約)。最寄り駅はJR花輪線鹿角花輪駅で約30kmです。
地図
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