大雪高原山荘
温泉概要
大雪山系の裏手、旭岳の真裏に位置することから「裏大雪」とも呼ばれる標高1,260メートルの大雪国立公園内にある一軒宿です。降雪のため1年で123日間しか営業しておらず、例年6月上旬から10月上旬までの限定営業となる秘境の温泉です。1968年(昭和43年)には昭和天皇が、1980年(昭和55年)には三笠宮が訪れた歴史ある宿で、「日本秘湯を守る会」に加盟しています。
温泉は単純硫黄泉(低張性酸性高温泉、pH2.7)で、源泉温度71.2℃、湧出量150リットル/分の自然湧出による源泉かけ流しです。北海道では数少ない乳白色の源泉かけ流し温泉で、男女別の内湯と露天風呂をそれぞれ1つずつ備え、18:30〜19:00の間に男女入れ替え制となります。宿泊客は一晩中利用可能(9:00〜10:30は清掃時間)で、露天風呂の温度は42℃に保たれています。
周辺には「高原沼」と呼ばれる大小の沼が点在し、当温泉はそれらの沼を巡る遊歩道の起点となっています。高山植物が密集し、万年雪に映える高原沼、お花畑、柱状岩が山肌にくい込んだ岩壁の奇景など、見どころが満載です。特に紅葉の時期(9月中旬〜下旬)は日本一早い紅葉が見られることで全国的に有名で、日本で最も美しい紅葉スポットの一つとされています。
ヒグマの生息地であるため、登山者は出発前に熊情報センターで短い講習を受ける必要があります。周辺のトレッキングコースは緑岳への登山道としても利用され、大雪山登山の拠点として多くの登山客に親しまれています。宿は16室を備え、大自然に囲まれた静寂の中で温泉と山岳景観を満喫できる特別な場所です。
温泉情報
基本情報
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 祝 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
10:30▼17:00 | 10:30▼17:00 | 10:30▼17:00 | 10:30▼17:00 | 10:30▼17:00 | 10:30▼17:00 | 10:30▼17:00 | 10:30▼17:00 |
訪問記録
浴槽タイプ
施設・設備
アクセス
おすすめルート
層雲峡温泉から車
旭川空港から車
その他のルート
層雲峡温泉から送迎バス
上川駅から公共交通機関
駐車場情報
最寄り駅
【車】旭川空港から国道39号経由で約2時間。層雲峡温泉から国道273号を三国峠方向へ進み、標識に従って上川町道高原温泉線へ分岐し10km(砂利道の林道、約30分)。駐車場300台(通常無料、9月中旬のマイカー規制時のみ駐車協力金200円)。
【送迎バス】層雲峡温泉から無料送迎バスが1日2回運行(11:10、16:30発、要予約)。復路は出発時刻の1時間前に山荘発。電話:01658-5-3818で要予約。
【公共交通機関】JR石北線上川駅からバスで層雲峡温泉へ(35分)、そこから送迎バスまたはタクシー(約40分、約9,000円)。
※営業期間は6月上旬〜10月上旬のみ。10月中旬から翌春までは豪雪により道路が閉鎖されます。紅葉期(9月中旬〜下旬)は混雑するため早めの予約を推奨。ヒグマの生息地のため、登山前に熊情報センターでの講習受講必須。
地図
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