1916年(大正5年)開湯の歴史ある温泉地で、一世紀以上にわたり湯治場として親しまれてきました。標津川の上流、深い原生林に囲まれた静寂の地に位置し、現在は「湯宿だいいち」という一軒宿のみが営業しています。かつては数軒の旅館があり湯治客で賑わいましたが、現在は森の中に佇む秘境ムード満点の宿となっています。敷地内では絶滅危惧種のシマフクロウが姿を現すこともあり、野生動物との出会いも楽しみの一つです。湯は毎分約720リットルもの豊富な自噴泉で源泉かけ流し。硫黄成分による淡い乳白色のお湯は、神経痛やリウマチなどに効能があるとされています。
源泉は無色透明で硫黄の香りが漂い、pHは約7前後の中性です。硫酸塩を多く含むため肌あたりが柔らかく、湯上がりに肌がすべすべする感触があります。
舗装道で駐車後、徒歩15分以内
深い森に囲まれた一軒宿で、携帯電話も通じにくい環境はまさに「秘湯」です。観光地化されていない素朴な雰囲気と、100年以上守られてきた湯治文化が息づいており、喧騒から離れて静かに過ごせます。
中標津空港から車で約25分、市街地からは約20kmほど山あいに入った場所です。公共交通は乏しく、レンタカーか送迎サービスの利用が現実的です。冬期は積雪でアクセス道路が閉鎖される場合があります。
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