





八ヶ岳の硫黄岳直下、標高2,150メートルに位置する日本最高所の野天風呂「雲上の湯」で全国的に有名な温泉です。明治15年(1882年)創業の歴史ある山小屋で、創業140年を超える老舗として知られています。初代の原田豊三郎が、茅野と小海町を結ぶ旧街道の要所に宿を構え、硫黄岳爆裂火口の湯川に湧く温泉を開拓したのが始まりです。
「雲上の湯」は酸性含硫黄カルシウム・硫酸塩泉で、白濁した美しい湯が特徴です。源泉温度は45-60度と高温で、pH2.3の強酸性泉です。脱衣所や目隠しなどの施設は一切なく、完全な自然の中の露天風呂です。混浴ですが水着着用可能です。晴れた日には硫黄岳を眺めながら入浴でき、まさに「雲上の湯」の名にふさわしい絶景を楽しめます。
内湯「苔桃の湯」は別の泉質で、カルシウム・ナトリウム・硫黄炭酸水素塩泉(pH6.9、60度)です。2つの異なる源泉を楽しめるのも大きな魅力です。日帰り入浴料は1,000円で、本沢温泉入口駐車場から徒歩約2時間、ゲート駐車場からは約1時間15分の登山が必要です。通年営業の貴重な山小屋で、登山計画書の提出が必要です。
駐車後、徒歩1時間以上かかる
手つかずの大自然と絶景地形
源泉100%かけ流し・特色泉質・歴史価値
大自然の中で源泉掛け流しの温泉を感じることができます。徒歩のみのアクセスであり、5に認定しました。
この温泉から、本沢口から硫黄岳・赤岳の登山なども可能です。
本沢温泉までは、徒歩のみでしか行くことができず、車またはタクシーで本沢入口まで行き、そこから2-2.5hかかります。4WD用の駐車場が奥にあり、そこからだと1hほどです。
■松原湖入口→松原湖経由→本沢林道入口(冬期は4WD車もここまで)→本沢林道、約3Km→本沢温泉入口(夏期でも一般車はここまで)→湯川渓谷遊歩道、約3Km→ゲート(4WD車もここまで)→徒歩約1時間、本沢温泉→約1時間、「山びこ荘」
■小海駅→タクシー約30~40分、本沢温泉入口
■小海駅→バス約30分→稲子湯→みどり池経由、約3時間30分→本沢温泉→約1時間、「山びこ荘」
■茅野駅→バス約50分→渋の湯、約2時間→クロユリ平、約1時間→東天狗岳、約1時間30分→「山びこ荘」
■茅野駅→バス約45分→美濃戸口、約2時間→赤岳鉱泉、約1時間30分→硫黄岳、約40分→「山びこ荘」
■茅野駅→タクシー(乗用車)→桜平パ-キング下車、約30分→夏沢鉱泉、約50分→オーレン小屋、約20分→「山びこ荘」
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