




目の湯は、鹿児島県霧島市牧園町高千穂の丸尾自然探勝路内にある野湯で、「霧島最古の岩風呂」と呼ばれる歴史ある天然温泉です。また「12番湯」という別名でも親しまれています。その名前の通り、古来より目の病気に効果があると地元で言い伝えられており、目に効く温泉として知られています。
この温泉の最大の特徴は、天然の岩でできた浴槽の底から直接自噴している自然湧出の温泉であることです。大人1〜2人がやっと入れる小さな岩風呂で、脱衣所などの設備は一切なく、完全に自然のままの状態で保たれている野湯です。霧島の原生林に囲まれた森の中にありながら、丸尾自然探勝路の入口から徒歩1〜2分という抜群のアクセスの良さも魅力の一つです。
温泉の特徴として、湯量が一定ではなく、季節や時期、天候によって色や温度が大きく変化します。温度は35℃〜60℃と幅広く変動し、適温で入浴できるかどうかは運次第です。冬季は30℃程度と低温になることもあり、入浴に適さない時期もあります。お湯はほとんど無色透明で、硫黄泉特有の臭いはありません。
目の湯のすぐ横には「目の湯横の川」と呼ばれる小川が流れており、上流にある霧島ホテルや旅行人山荘が引湯している硫黄谷温泉の温泉水が流れ込んでいます。この川は白濁した硫黄泉で、川底には湯の華が沈殿しており、泥湯を楽しむ温泉マニアも多く訪れています。川の温泉も季節により温度が変化し、タイミングが合えば入浴も可能です。
舗装道で駐車後、徒歩15分以内
深い森林・渓谷の自然豊かな環境
源泉100%かけ流し・特色ある泉質
自動車でのアクセス:
霧島温泉丸尾交差点から県道1号線をえびの高原方面へ約8分
霧島ホテル入口より手前の左側、路肩が広くなっている場所に駐車
駐車場:路肩の駐車スペース(数台分)※正式な駐車場なし
公共交通機関でのアクセス:
JR日豊本線「霧島神宮駅」からいわさきバス霧島いわさきホテル行きで35分「硫黄谷」下車、徒歩3分
丸尾自然探勝路入口から徒歩1〜2分
徒歩ルート:
丸尾自然探勝路の看板がある石畳の階段を進む
左側の橋を見ながら数十メートル川岸を歩く
小さな看板が立っている「目の湯」に到着
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