鉛温泉 藤三旅館
温泉概要
岩手県花巻市の奥羽山脈中腹、豊沢川のほとりに位置する歴史ある温泉旅館です。温泉の開湯は約600年前、旅館としての創業は1786年(天明6年)で、230年以上の歴史を誇ります。白猿が傷を癒している姿を発見したのが始まりという白猿伝説が残されています。宮沢賢治の童話『なめとこ山の熊』に登場する唯一の旅館として知られており、賢治は幼少期から頻繁に訪れていました。藤三旅館の最大の特徴は「白猿の湯」です。平均深さ125cmの日本一深い岩風呂で、立って入浴する珍しいスタイルです。湯船の底から源泉が自噴しており、水圧で全身を包み込まれる独特の入浴体験が楽しめます。この岩風呂は手彫りで作られ、湯量が減るたびに深く掘り進められた結果、現在の深さに達しました。これ以上掘ると豊沢川の水が混入するため、この深さが限界とされています。3階建ての吹き抜け構造になっており、圧倒的な開放感があります。館内には5つの源泉があり、全4つの浴場すべてで源泉100%かけ流しの天然温泉を楽しめます。白猿の湯のほか、男女別の内湯・露天風呂「桂の湯」、滝を眺める展望半露天風呂「白糸の湯」、時間帯により貸切・男湯・女湯が変わる「銀の湯」があります。「新日本百名湯」「日本温泉遺産」に選定されており、全国の温泉ファンから高い評価を得ています。建物は欅材を使用した木造建築で、宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』の油屋を彷彿とさせるレトロな雰囲気が魅力です。2024年には宮沢賢治の『なめとこ山の熊』をテーマにした「なめとこ山サウナ」もオープンし、温泉とサウナの両方が楽しめる施設となっています。
温泉情報
基本情報
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10:00▼21:00 | 10:00▼21:00 | 10:00▼21:00 | 10:00▼21:00 | 10:00▼21:00 | 10:00▼21:00 | 10:00▼21:00 | 10:00▼21:00 |
訪問記録
浴槽タイプ
施設・設備
アクセス
おすすめルート
車(東北自動車道花巻南ICより)
その他のルート
公共交通機関(JR花巻駅より)
無料送迎シャトルバス(JR花巻駅より)
無料送迎シャトルバス(JR新花巻駅より)
駐車場情報
最寄り駅
【車】東北自動車道花巻南ICより県道12号線を約14km、約20分。花巻南IC出口すぐ左折、一つ目の信号を右折後県道12号線を直進。志戸平温泉・大沢温泉を通過し、鉛温泉スキー場通過後150m右手に看板あり。駐車場は無料で60台まで収容可能(先着順)。【公共交通機関】JR花巻駅から岩手県交通の路線バス新鉛温泉行きで約32分、「鉛温泉」バス停下車後徒歩約3分。宿泊客には花巻駅・新花巻駅から無料送迎シャトルバスあり(1日3便、要予約)。お迎え時刻は新花巻駅発15:10/16:10/17:10、花巻駅発15:25/16:25/17:25。お送りは当館発9:47、花巻駅着10:35、新花巻駅着10:55。
地図
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