
酸ヶ湯温泉





温泉概要
青森県青森市南部、八甲田山系の主峰・大岳の西麓、標高約925メートルに位置する日本屈指の秘湯です。昭和29年(1954年)に四万温泉、日光湯元温泉と共に国民保養温泉地第1号に指定された、約340年の歴史を誇る由緒ある温泉地です。
開湯は江戸時代前期の1684年(貞享元年)と伝承されています。横内村の狩人・長内佐ヱ門四郎が、傷を負った鹿を追って山に入り、3日後に発見したところ、傷が癒えた鹿が俊敏に岩山を駆け上がる姿を見て温泉を発見したという由来から、最初は「鹿の湯」と呼ばれ、それが変化して「酸ヶ湯(すかゆ)」となりました。
名物は総ヒバ造りの大浴場「ヒバ千人風呂」で、畳160枚分(約260平方メートル)の広さを誇り、柱が一本もない圧巻の木造建築です。浴室内には「熱の湯」「四分六分の湯」「冷の湯」「鹿の湯滝」と4種類の源泉があり、それぞれ異なる温度と湯の特性を楽しめます。熱の湯は浴槽の底から温泉が自然湧出する貴重な足元湧出温泉で、源泉100%かけ流しの新鮮な湯が常に供給されています。
八甲田山は十和田八幡平国立公園内にあり、世界有数の豪雪地帯として知られ、年間降雪量は約17メートル、最深積雪は約23メートルに達します。厳しい自然環境の中にありながら通年営業を続け、冬には樹氷や雪景色、春から夏にかけてはブナの新緑、秋には紅葉の名所として四季折々の絶景を楽しめます。「3廻り10日で万病に効果が現れる」と古くから言い伝えられ、昔ながらの湯治場として全国から湯治客が訪れています。
版画家の棟方志功も酸ヶ湯を愛し、湯治をしながら作品を制作しました。また、冒険家の三浦敬三・三浦雄一郎父子も八甲田の山をこよなく愛し、酸ヶ湯を訪れています。泉質はpH1.5~2.0の強酸性で、その名の通り舐めるとレモンよりも酸っぱく、独特の硫黄臭を持つ乳白色の濁り湯が特徴です。神経痛、リウマチ、皮膚病、婦人病、胃腸病など様々な効能があり、「療養に適した温泉」として認められています。
宿泊施設は139室を有し、昭和レトロな雰囲気の「旅館棟」と、自炊や長期滞在向けの簡素な「湯治棟」に分かれています。湯治棟では炊事場が利用でき、10日以上の長期滞在も可能です。青森県産の山海の幸を使った料理も魅力で、地元の旬の食材をふんだんに使用しています。
秘湯度
総合得点
アクセス
景色
温泉
車でアクセス可能ですが、冬場は積雪がすごいので注意です。
木造の「ヒバ千人風呂」や、強酸性・白濁湯の泉質、八甲田の山中という立地により、非常に趣があります。300年以上の歴史を持ち、国民保養温泉地第1号に指定され、地元文化や湯治の伝統が感じられます。
温泉情報
基本情報
| 宿泊 | 可 | ||||||||||||||||||
| 日帰り | 可 | ||||||||||||||||||
| 入浴料 | 大人 1000円/子供 500円 | ||||||||||||||||||
| 営業時間 |
|
宿泊/日帰り
宿泊
Accommodation
日帰り入浴
Day Use
入浴料
営業時間
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 07:00 - 18:00 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
管理人訪問記録
青森県、八甲田の山奥にある酸ヶ湯温泉へ、日帰りで行ってきました。全国でも有数の豪雪地帯にある温泉です。私はとても硫黄泉が好きなのですが、関東に住んでいると、酸ヶ湯はなかなか来られない場所でした。
訪問したのは2025年11月23日。ちょうど直前に雪がかなり降ったようで、その後は止んで晴れていたので、道の雪は溶けていました。ただ、まだまだ周りには雪が残っていて、これから冬が始まる、そんな時期でした。

本来は何メーターも積雪が積もるような場所ですので、行く前はちょっと不安でした。すでに八甲田・十和田ゴールドラインの八地・酸ヶ湯ゲートは閉鎖していました。蔦温泉旅館に滞在していたので、八甲田山の東側をぐるっと回って、酸ヶ湯温泉へ訪問しました。本当にシーズンぎりぎりの訪問でしたが、大変満足できる旅になりました。前日夜に積雪がありましたが、素早い除雪で道は特に積雪なく通行できました。

到着して、まずは有名なねぷたが飾られています。入り口のところでチケットを買って、いざ入ります。日帰り入浴は大人1,000円とのこと。入浴券は自動販売機で購入し、タオル付きでフロントで受け取れます。

混浴の大浴場「ヒバ千人風呂」は7:00〜18:00(受付終了17:30)で、8:00〜9:00は女性専用時間になっているとのことです。
小浴場「玉の湯」は9:00〜17:00(受付終了16:30)
日帰り休憩所の「御鷹々々サロン」「ねぶたロビー」は9:00〜16:00(受付15:30まで)
混浴ですので、女性の方は時間には注意ください。料金や時間は変化があると思うので、最新の情報は公式サイトでリサーチください。ちなみに、館内にはねぶたのお祭りの飾りがあって、かなり素敵でした。休憩所もあり、本を読んだり、軽く飲食したりできるスペースでした。
浴場は2つ。
①混浴の大浴場「ヒバ千人風呂」
②男女別の小浴場「玉の湯」

いざ、あの有名なヒバ千人風呂へ。混浴で、男女とも同じ方から入っていきます。もちろん更衣室は別なのですが、最終的にお風呂の中で合流する造りです。仕切りはあるものの、ここから先は男子、ここから先は女子、という程度の分かれ方でした。ただ、中は湯気が多いので、見通しはあまりききません。

湯は、もうぴりぴり。酸ヶ湯という名前に酸性の「酸」が付いているとおり、しっかり酸を感じます。泉質は「酸性硫黄泉」とのことです。それでいて、この千人風呂はとても美しい!男湯の方から入っていくと、大きく手前に一つ浴槽があって、左側には冷たいかけ湯があります。これが千人風呂か、と感動しながら入りました。
浴場には入浴方法の案内板があり、まず手前の「熱の湯」に入り、その後「四分六分の湯」に5分。汗が出たら「冷の湯」を数回かぶって、「湯滝」へ。最後にまた熱の湯に入るという順番が書かれていました。

熱の湯は、案内では最初と最後に入る湯船です。名前に反して少しぬるめ?な印象でした。
四分六分の湯は、かなり酸性が強く感じられました。同じ浴場の中でも、湯船によって印象がかなり違います。四分六分の湯の掲示によると、泉温は67.1度、pHは1.53とのことで、たしかに強い酸性の温泉です。これだけ酸が強い温泉ですので、長湯しすぎない方がよさそうです。
案内ではこのあと、「冷の湯」を数回かぶって、「湯滝」へと続くとありました。私はこの通り完璧にはやってないんですけど。笑
昔から使われている伝統の入浴方法の掲示もありました。歴史と伝統を感じますね

ヒバ千人風呂のあとは、男女別の小浴場「玉の湯」へ。こちらにも入って、大満足してきました。男湯より女湯のほうが広いみたいです。男湯は数人はいると一杯になるような感じでしたね。


最後に少しだけ、待合室でのんびりしました。

次は宿泊もしたいなと思いました。もうちょっと雪が積もったタイミングで、雪見をしながら入るのも良さそうです。ちょっと混雑しそうな気もしますけど。
また必ず訪れたい、そんな温泉でした。
訪問メモ
訪問日:2025年11月23日(日帰り)
入った湯船:ヒバ千人風呂(熱の湯・四分六分の湯)/玉の湯
湯の印象:ぴりぴりの強い酸性、湯船ごとに温度と酸の強さが違う
また行きたいか:次は宿泊で、雪見の季節に
みんなのレビュー
浴槽タイプ
施設・設備
アクセス
〇電車・バス
青森駅下車 東口→酸ヶ湯温泉前/JRバスで約1時間10分
新青森駅下車 東口→酸ヶ湯温泉前/JRバスで約1時間20分
十和田湖休屋→酸ヶ湯温泉前/JRバスで約1時間30分
〇タクシー
青森中心部から約45分
料金/約7,000円~8,000円
〇車
○青森中央I.C.より約40分 ○青森I.C.より約50分
○黒石I.C.より約45分
地図
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