温泉

銀婚湯

温泉

銀婚湯

温泉概要


北海道二海郡八雲町の上の湯温泉に位置する、1927年(昭和2年)創業の歴史ある秘湯温泉旅館です。日本秘湯を守る会の会員宿として、温泉愛好家の間で高い評価を得ています。

 

温泉の歴史は古く、もともと落部川中流の中州に湧き出し、古くは先住民族のアイヌが汗を流していたとされています。幕末の探検家・松浦武四郎も「蝦夷日誌」で紹介し、戊辰戦争の際には幕軍の負傷者が湯治したという記録が残っています。1925年(大正14年)5月10日、川口福太郎が開掘し豊富な源泉を掘り当てました。この日が偶然にも大正天皇の銀婚式の日だったことから「銀婚湯」と名付けられ、1927年(昭和2年)に温泉宿として開業しました。

 

最大の特徴は、5本の自家源泉を持ち、計11カ所の湯船で「隠し湯めぐり」を楽しめることです。源泉温度は60度〜95度と高温で、湧出量は合計毎分170リットル(自噴)を確保しており、循環、濾過、塩素殺菌、水道水の混入は一切行わず、100%源泉かけ流しを実現しています。

 

泉質は浴槽によって異なり、内風呂・家族風呂は源泉4本混合で湧水約10%加水のナトリウム-塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)、露天風呂・かつらの湯・もみじの湯・どんぐりの湯・杉の湯は源泉2本混合で源泉100%のナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(中性低張性高温泉)となっています。

 

宿泊客限定で楽しめる「隠し湯めぐり」は、敷地内の散策路沿いに点在する7つの野天風呂を巡るもので、栃の木をくり抜いて作った「栃の木の湯」など、趣向を凝らした貸切風呂が魅力です。木々に囲まれた露天風呂では、四季折々の自然を感じながら温泉を楽しめます。

 

施設は木造2階建てで、敷地内には紅葉を中心とした落葉樹の庭園が広がっています。北海道では数少ない純和風の温泉旅館として、館内全体が木の温もりに包まれた雰囲気を醸し出しています。

 

日帰り入浴も可能で、営業時間は12:00~16:00、定休日は月曜日(祝祭日の場合は翌日)です。ただし不定期で日帰り入浴が休みとなる日があるため、公式ホームページでの確認が推奨されています。料金は大人800円、子ども(3歳~小学生)400円と良心的な価格設定です。

 

効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、痔疾、慢性消化器病、慢性皮膚病、病後回復期、疲労回復、健康増進、虚弱児童、慢性婦人病、冷え性、きりきず、やけどなど幅広く、湯治の宿として長年親しまれています。

Onsen温泉情報


泉質
ナトリウム-塩化物泉
ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
方式
源泉かけ流し

基本情報


大人: 800
子供: 400
営業時間
火曜日12:00 - 16:00
水曜日12:00 - 16:00
木曜日12:00 - 16:00
金曜日12:00 - 16:00
土曜日12:00 - 16:00
日曜日12:00 - 16:00

訪問記録


浴槽タイプ


内湯
露天風呂
野天風呂
家族風呂
貸切風呂
足湯

施設・設備


サウナ
露天風呂
貸切風呂
家族風呂
食事処
休憩所
マッサージ
タオルレンタル
ロッカー
駐車場
Wi-Fi
クレジットカード
混浴

アクセス


詳細ルート情報

おすすめルート

国道5号線から車

最短
15
¥0
落部郵便局交差点
15
銀婚湯
詳細情報:
落部郵便局交差点: 国道5号線落部郵便局交差点を山側へ約10km
難易度:
★★★★★
💡 このルートが最短時間かつ最安値です

その他のルート

JR落部駅からタクシー

15
¥2,500
JR落部駅
15
¥2,500
銀婚湯
詳細情報:
JR落部駅: JR函館本線落部駅からタクシー、または送迎(要予約)
難易度:
★★★★

駐車場情報

収容台数: 20
料金: 無料
備考: 無料駐車場

最寄り駅

JR落部駅
テキスト形式のアクセス情報

【車でのアクセス】

国道5号線を走り、落部郵便局の交差点を山側へ約10km。無料駐車場約20台完備。

 

【公共交通機関でのアクセス】

JR函館本線・落部駅下車、函館バス落部駅前下車後、タクシーまたは送迎(要予約)で約15分。

 

山間の静かな環境に位置し、道南の秘湯として知られています。

地図


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