





鹿児島県霧島市牧園町高千穂に位置する新湯温泉「霧島新燃荘」は、霧島山麓の標高920メートルに佇む一軒宿の民営国民宿舎です。霧島屋久国立公園内の深い山中にあり、赤松林に囲まれた別天地として知られる秘湯中の秘湯です。新燃岳に最も近い位置にある温泉施設として、まさに霧島連山の大自然に包まれた贅沢な環境を楽しむことができます。
この温泉の歴史は非常に興味深く、明治12年(1879年)に四国から来たハンセン病患者が神のお告げにより発見したという言い伝えがあります。当時は「砒素燃の湯」と呼ばれており、「小川の中から砒素が燃え出ているから、その川湯を堰き止めて入れ」というお告げによって開湯されたという神秘的な起源を持っています。
新燃荘の最大の特徴は、日本屈指の強硫黄泉として全国の温泉愛好家から「西の大関」と呼ばれる極上の泉質です。大量の硫化水素を含んだ乳白色の温泉は、硫黄の薬効が日本一と言われるほど濃厚で、温泉施設に近づく前から濃い硫黄臭が漂います。昭和27年に九州大学医学部皮膚科教室により医学的効能が証明され、特に皮膚疾患、アトピー性皮膚炎、水虫、乾癬などに顕著な効果があることが実証されています。
施設は2019年4月にリフォームされ、清潔で快適な環境を提供しています。冬は霧氷、春はミヤマキリシマ(つつじ)、夏は南国軽井沢の涼しさ、秋は燃えるような紅葉と、四季折々の美しい自然景観を楽しめる贅沢な立地です。年間5万人以上の来訪者が訪れる人気の秘湯として、湯治目的の長期滞在客も多く、一週間程度の湯治で劇的な改善効果を体験する方も少なくありません。
駐車後、徒歩1時間以内で到着
深い森林・渓谷の自然豊かな環境
源泉100%かけ流し・特色泉質・歴史価値
アクセス情報なし
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