宮崎県えびの市のえびの高原から県道30号線を市街地に向けて下る途中、白鳥温泉上湯より少し下った場所に位置する温泉施設です。江戸時代から利用されてきた歴史ある温泉で、かつては中湯もあったとされています。昭和4年7月には、与謝野寛(鉄幹)・晶子夫婦がえびの高原を訪れた際に下湯に立ち寄り、歌を詠んだ歴史があり、施設内には文学碑が建立されています。
最大の特徴は、自然の中に遊び心をふんだんに取り入れた魅力的な施設構成です。森林を吹き抜ける爽やかな風の中で温泉を満喫できる「庭園風露天風呂」は、四季折々の自然の表情を楽しみながら入浴できます。谷の裂け目から沸き上がる高熱の蒸気に冷たい山水を入れることで温泉成分を溶け込ませる独特の仕組みを持つ「天然蒸し風呂」も人気です。
介護を必要とする人でも温泉を楽しんでもらえるよう、車椅子対応の貸切風呂を2室設けており、バリアフリーへの配慮も充実しています。貸切風呂は福祉浴・介護浴として90分1,500円で利用可能です。
施設内には「白鳥ぶつ」というレストランがあり、地元の食材を使った料理を楽しめます。宿泊施設も充実しており、5~7人用のケビンが複数あり、フィールドアスレチックや多目的グラウンドも併設されています。約1000年前に性空上人が霧島連山を開拓し神社を開いた修験道の歴史を持つ地域で、白鳥神社にも近く、地元の方々に愛される温泉として知られています。上湯が観光客の利用が多いのに対し、下湯は地元の方の利用が多いアットホームな雰囲気が特徴です。
【車でのアクセス】
九州自動車道・えびのICから国道268号線・県道30号線経由で約20分。白鳥神社を目指すと白鳥温泉下湯の看板が設置されています。無料駐車場50台完備。
えびの高原から県道30号線を市街地に向けて下る途中、白鳥温泉上湯より少し下った場所にあります。
【公共交通機関でのアクセス】
JRえびの駅からタクシーで約15分。
霧島連山の自然に囲まれた静かな環境で、白鳥神社や上湯と合わせて訪れる観光客も多い立地です。
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