




奥塩原新湯温泉は、標高約970メートルの山あいに湧く秘湯で、塩原11湯のひとつとして栃木4奥のひとつでもあります。万治2年(1659年)の大地震により元湯温泉の源泉が埋没した際に、新たに湧出した新湯爆裂火口の温泉として誕生しました。「新湯」という地名は、元湯の住民が新しく開いた湯という意味で付けられ、後に塩原温泉の奥という意味も付け加えられて現在の「奥塩原新湯温泉」となっています。江戸時代中期には湯治客で賑わっていた記録が残っており、360年以上の歴史を持つ由緒ある温泉地です。
硫黄山(爆裂火口跡)では今でも水蒸気と硫黄臭が立ち込め、日光国立公園塩原温泉郷の豊かな自然に恵まれた塩原一の高台に位置する特別な立地にあります。昔は硫黄採取が行われていた鉱山跡が背後に見える独特の景観も特徴です。現在では「中の湯」「寺の湯」「むじなの湯」という昔ながらの趣きを持つ共同浴場があり、湯治場の風情を色濃く残す秘湯として温泉愛好家に高い人気を誇っています。白濁した硫黄泉のにごり湯は、まさに温泉らしい温泉として多くの常連客が訪れ、大自然の美しい空気の中で湯浴みを楽しめる希少な温泉地として知られています。
舗装道で駐車後、徒歩15分以内
車でのアクセス:
東北自動車道 西那須野塩原ICから国道400号線経由、日塩もみじライン利用で約40分(約20km)
関越自動車道経由でもアクセス可能
電車・バスでのアクセス:
JR那須塩原駅から路線バス「塩原線」で約65分、塩原温泉バスターミナル下車(料金:1,190円)
JR西那須野駅から路線バス「塩原線」で約45分、塩原温泉バスターミナル下車(料金:940円)
塩原温泉バスターミナルからタクシーで約20分
注意事項:
奥塩原新湯温泉行きの直通バスは廃止されているため、塩原温泉バスターミナルでタクシーに乗り換えが必要
各旅館で送迎サービスを実施している場合があるため事前確認推奨
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