芦之湯温泉 きのくにや
温泉概要
正徳5年(1715年)、箱根の山深い芦之湯の地に産声を上げた「きのくにや」は、300年を超える歳月を刻み続ける箱根屈指の老舗旅館である。その歴史は箱根七湯の時代にまで遡り、芦之湯は古くから「五味の湯」と称され、箱根の温泉の中でも随一の泉質を誇ると評されてきた。明治天皇の行在所としての栄誉を賜り、勝海舟や志賀直哉をはじめとする多くの文人墨客がこの宿に逗留し、創作の筆を執った。近くには俳人・蕪村が「芦の温泉の石に精あり秋の風」と詠んだ東光庵薬師堂があり、芦之湯が文化人たちの集いの場であったことを今に伝えている。
きのくにやの最大の魅力は、成分の異なる2種類の源泉を有することにある。第一号泉は自然湧出の単純硫黄温泉で、乳白色に白濁した湯が特徴的だ。pH7.0の中性泉で肌に優しく、メタケイ酸を139mg含有する「美肌の湯」として名高い。一方、湯の花沢から汲み上げる第二号泉は、カルシウム・ナトリウム・マグネシウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉という複雑な泉質を持ち、無色透明ながらメタケイ酸192mgを含む高純度の重曹泉である。いずれも源泉かけ流しで提供され、約3千坪の広大な敷地に15本の源泉と大小15の湯船が点在する贅沢な湯浴みが楽しめる。
本館の大浴場「湯香殿」では白く濁った硫黄泉に身を沈め、別館の「貴賓殿」では澄んだ炭酸水素塩泉を堪能できる。いずれも内湯と露天風呂を備え、箱根の山々に囲まれた静寂のなかで湯を味わえる。宿泊者限定の貸切風呂「正徳の湯」は、創業当時の湯殿を再現した趣深い空間で、2種類の源泉を同時に楽しめる贅沢な一湯である。宿泊は1泊2食付き19,600円からで、箱根の旬の素材を活かした料理が供される。
日帰り入浴は1,000円で2時間利用可能と、箱根の温泉宿としては手頃な料金設定が嬉しい。箱根湯本駅から登山バスで約25分、東芦之湯バス停から徒歩わずか2分という立地ながら、箱根の主要観光地の喧騒とは無縁の静けさが広がる。冬には雪化粧した山々を眺めながらの雪見風呂、春から初夏にかけては新緑に包まれた露天風呂と、四季折々の表情を見せる芦之湯の自然も大きな魅力である。芦ノ湖や箱根神社、大涌谷などの観光スポットへのアクセスも良く、箱根観光の拠点としても申し分ない。
秘湯度
総合得点
やや秘湯
アクセス
景色
温泉
温泉情報
| 泉質 | 単純硫黄泉 |
| 温度 | 40℃ ~ 43℃ |
| 方式 | 源泉かけ流し |
| pH値 | pH 7 0714 酸性中性アルカリ性 |
泉質
温度
方式
pH値
基本情報
| 宿泊 | 可 | ||||||||||||||||||
| 日帰り | 可 | ||||||||||||||||||
| 入浴料 | 大人 1000円/子供 1000円 | ||||||||||||||||||
| 営業時間 |
|
宿泊/日帰り
宿泊
Accommodation
日帰り入浴
Day Use
入浴料
営業時間
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 15:00 - 10:00 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
訪問記録
浴槽タイプ
施設・設備
アクセス
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